2007年06月20日
現状把握出来てますか?
毎月行っているキャンプでは、プライベートレッスンの時間をもうけています。フォア、バック、ボレー、スマッシュ、サーブ。参加者にやりたいショットを言ってもらいます。
その時に、まず私は初めに「なぜ、そのショットの練習がしたいのですか?」と質問をします。すると「テイクバックが遅いとよく言われます」とか「打点が安定していないみたいです」などの答えがしばしば返ってきます。
問題は「・・・と言われます」や「・・・みたいです」という部分です。「言われます」「みたいです」と語尾につくということは、「自分でははっきり認識していません」という意味がこめられています。
自分が今どうなっているかを認識できていなければ、もしおかしなところが修正されたとしても、もとの状態が認識されていなかったのですから、修正後の状態も認識できていないはずです。
そういう状態は、プレイしていても常に不安感が抜けませんし、せっかく上達していてもその上達を実感しにくく、上達意欲を維持することが難しい状態だといえます。
自分のことを把握するのは慣れないと難しいですが、意識の焦点を絞って観察することができれば、現状把握が少しずつできるようになります。
例えば、何か考えごとをしながら立っている時は、左右の足のどちらに体重が多くかかっているかなど全く分からないですが、足の感覚に意識を向けると、体重の乗っている配分が何対何くらいか分かるはずです。
テニスの時も練習すべき事やコーチからアドバイスされる事がたくさんあったとしても(良いコーチはあまり沢山のアドバイスを一度にしませんが)、ひとつづつに意識を向けて、自分の現状がどうなっているかを感じることが上達の秘訣なのです。
(2006/05/13発行メルマガより)
Tennis Magic
フォーム神話崩壊!あなたの知らない改善法とは!
その時に、まず私は初めに「なぜ、そのショットの練習がしたいのですか?」と質問をします。すると「テイクバックが遅いとよく言われます」とか「打点が安定していないみたいです」などの答えがしばしば返ってきます。
問題は「・・・と言われます」や「・・・みたいです」という部分です。「言われます」「みたいです」と語尾につくということは、「自分でははっきり認識していません」という意味がこめられています。
自分が今どうなっているかを認識できていなければ、もしおかしなところが修正されたとしても、もとの状態が認識されていなかったのですから、修正後の状態も認識できていないはずです。
そういう状態は、プレイしていても常に不安感が抜けませんし、せっかく上達していてもその上達を実感しにくく、上達意欲を維持することが難しい状態だといえます。
自分のことを把握するのは慣れないと難しいですが、意識の焦点を絞って観察することができれば、現状把握が少しずつできるようになります。
例えば、何か考えごとをしながら立っている時は、左右の足のどちらに体重が多くかかっているかなど全く分からないですが、足の感覚に意識を向けると、体重の乗っている配分が何対何くらいか分かるはずです。
テニスの時も練習すべき事やコーチからアドバイスされる事がたくさんあったとしても(良いコーチはあまり沢山のアドバイスを一度にしませんが)、ひとつづつに意識を向けて、自分の現状がどうなっているかを感じることが上達の秘訣なのです。
(2006/05/13発行メルマガより)
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